赤を貴重とした作品には、紛争地帯で何かを投げようとしている覆面の男性が…。「火炎瓶」ではなく、「花束」で愛を届けるという意味が込められているんだそうです。


現代アートにおいて最も有名な1人で、存在自体が謎に包まれているアーティスト「バンクシー」…。その版画展が、紙屋町シャレオ中央広場で20日から開かれています。


会場では、バンクシーの初期の作品と同じ手法で忠実に再現された版画作品およそ50点が展示販売されています。


バンクシーの作品は、世界中の壁や柱に描かれることが多いといいますが、すぐ塗りつぶされてしまうため、現存しているものは数が限られているんだそうです。

□ 「少女と風船」


末川徹記者
「バンクシーの作品の中で最も有名な代表作です。少女が何かの拍子で風船を手放してしまいました。それを、じっと見つめています。風船は、ハートの形。愛を示しています」


サロン・ド・ヴェール 行方憲一代表取締役
― 作品に込められているメッセージは?
「少女が夢と希望に向かって手を伸ばしているが、少し手が届かない。『がんばったら必ず夢と希望がかなう』とバンクシーがわれわれに与えているメッセージ」

※ 作品の1つの解釈として説明

バンクシーは、「戦争反対・平和主義」でもあることから、世界の紛争をモチーフにした作品がいたるところにあります。


行方憲一代表取締役
「実際は戦場なので上官の命令に従わなければならない。自分たちは心から戦争を反対している。戦争反対の画を描いて、言葉でなく “形” で表している」


バンクシーは、人気の高さのゆえ、偽物も多く出回っているといいます。裏面には、長年にわたってバンクシーのリプロダクション制作が許可されたイギリスのWCPのロゴが入っています。


行方憲一代表取締役
「平和を願ったバンクシーの心が作品を通じて、メッセージとして伝えている。みなさんにぜひご覧いただきたい。理解してほしい」


「バンクシー版画展」は、入場無料で29日の日曜日まで開かれています。