このほど五島市でミズイカが卵を産みつけるための「イカシバ」を海に沈める作業が行われました。

海水に強い木をロープで束ねて作る「イカシバ」

大型で高級なことからイカの王様ともいわれるミズイカは本来海草に卵を産み付けますがここ数年その数が少なくなっていて、五島市の各漁協では海草に代わる産卵の場としてイカシバを作っています。五島市富江町ではこのほど漁師らが水深15メートルの海底にイカシバを沈めました。
漁師歴55年の山下勝さん「いっぱいつくようにお願いするだけ。産卵時期に台風が来ませんように」

ミズイカは7月上旬にかけて産卵し、一か月ほどでふ化したあと沿岸を回遊しながら1年後には体長30センチおよそ1キロの大きさに育つということです。