元素をなくさない持続可能なリサイクル

全国の多くの温泉では化石燃料を膨大に使用して湯を沸かしています。今回、新たな可能性の誕生に業界も関心を寄せています。

全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会
坂井彦就副会長:「アルミ缶のジュース・ビールも使えますし、毎日のようにたくさんゴミとなって出ていますので、それをまた再利用できるというのは非常に良いこと。実用化していけば、業界の人は喜ばれると思いますし、お客様にとってもPRポイントになるのかなと思います」

一方で課題もあります。導入する際の初期費用と、装置の稼働中は知識のある人が常駐しなければならないといった点。

アルハイテックは協力してくれる企業を募り、実用化に向けて進めていきたいとしています。

アルハイテック 水木伸明代表:「Alというアルミの元素をなくすことなく、水素と水酸化アルミに変えてしまう。元素をなくさない持続可能なリサイクルだと考えています。これはぜひいろんな業種業態で取り組みを開始したい」

アルミゴミを熱源にして沸かした温泉は、モンララックタカオカにある温浴施設「山帽子」で、近々楽しめるということです。