アンディ・ウォーホルの「ブリロの箱」をおよそ3億円で購入したことで話題となった、鳥取県立美術館。
館長就任が決まった、尾﨑信一郎さんが23日、記者会見を行いました。
鳥取県立美術館 館長予定者 尾﨑 信一郎さん
「これからこの美術館をどういう方向に持っていくかということで、役割を果たしていかなければいけないことは非常に身が引き締まる思いです」
尾﨑さんは鳥取県鳥取市生まれの61歳、大阪大学大学院卒業後、兵庫県立近代美術館の学芸員や京都国立近代美術館の主任研究官などを経て、2006年に鳥取県職員となり、2021年度には鳥取県立博物館の館長を務めました。
現在は、鳥取県教育委員会美術館整備局美術振興監を務めています。
現代美術が専門で、ブリロの箱の購入をめぐっては県民に丁寧な説明を続ける役割を担いました。
鳥取県立美術館 館長予定者 尾﨑 信一郎さん
「私自身はブリロの箱を収集したことを一度たりとも疑問に思ったことはございません。今後、開館記念展をはじめ、いろんな機会で文脈というものを付けていきますと、この作品の意味とか重要性は必ずや理解して頂けると私は確信しています」
現在、鳥取県倉吉市に建設中の鳥取県立美術館は、2025年にオープン予定です。