もうすぐ岡山県の各地でホタルが乱舞します。「日本一のホタルの里」を掲げる岡山県真庭市の北房地区では、地元の小学生がホタルの保護活動を行いました。
子どもたちが夢中で探しているのは、ホタルの幼虫のエサとなる巻き貝「カワニナ」です。真庭市の北房地区を流れる備中川の水はカルシウムを豊富に含み、たくさんのカワニナが生息するため、ホタルにとっては理想的な環境だといいます。
きょうは北房小学校の4年生およそ40人が、授業の一環として用水路に流れ込んだカワニナを採取して、ホタルの幼虫が住む備中川に放流しました。
「ホタルが増えますように」
北房小学校では地元のシンボル「ホタル」への理解を深めてもらおうと、年に3回ほどホタルに関する授業を行っています。
(参加した児童)「ホタルが元気に育って北房全体に拡がってほしい」「ホタルが住みやすいようにきれいにする」
北房地区ではすでにホタルの乱舞が始まっていて、6月上旬にピークを迎えるということです。