東日本大震災で被災した東北電力女川原発2号機の再稼働を巡る裁判で、仙台地裁は再稼働差し止めを求めた原告側の訴えを棄却する判決を言い渡しました。
この裁判は、原発が立地する宮城県石巻市の住民17人が「事故が起きた際の広域避難計画には実効性がない」などとして、東北電力に対し女川原発2号機の再稼働差し止めを求めていたものです。
東北電力側は、「広域避難計画は国や県などの協議会を通じ、具体的かつ合理的だと確認されている」などと、請求の棄却を求めていました。
この裁判で仙台地裁はきょう午前、「原告側は、放射線を異常に放出するような事故の危険性を立証していない」などとして、原告の訴えを棄却する判決を言い渡しました。
女川原発2号機について東北電力は、来年2月の再稼働を目指していて、今後、原告側が控訴するかどうかが焦点となります。
注目の記事
東日本大震災の2日前にM7.3の地震「その時に呼びかけていれば...」反省踏まえ運用スタート『北海道・三陸沖後発地震注意情報』 私たちは何をすべき?【災害担当記者が解説】

【震度6強の地震】初の「後発地震注意情報」を発表 「最悪のケースは3.11」 今後1週間をどう備える?【news23】

防災グッズ、ガソリン、連絡手段…「1週間の防災対応」でやるべき備え 初の「後発地震注意情報」発表、去年の「南海トラフ臨時情報」から学ぶ対応

かわいさ=痩せていること?「ありのままじゃ駄目なのかな?」 ”世界トップレベル”に痩せている日本人女性 「ルッキズム」が引き起こす無理なダイエットの危険性

「ひみ寒ぶり」記録的不漁でブリ丼4380円 目当ての観光客も高値に戸惑い 北陸の港町に”経済効果10億円”もいつ富山湾へ

「どうした?」突然姿を消した仲間…瞳孔は開き、脈もなく草原に倒れていた 心臓が止まった後 運命を分けた“5分” 熊本









