2023年版の「防衛白書」の素案が判明しました。中国について「これまでにない最大の戦略的挑戦」と記しています。

今年の「防衛白書」の素案では、国際社会が「新たな危機の時代に突入」したとしています。そして「まず優先されるべきは、積極的な外交の展開」としたうえで、相手のミサイル発射拠点などを叩く「反撃能力」の保有を明記しています。防衛費については、今後5年間でおよそ43兆円という「これまでとは全く異なる水準の予算規模」を確保するとしています。

また▼中国は「これまでにない最大の戦略的挑戦」、▼ロシアは「中国との戦略的な連携と相まって防衛上の強い懸念」、▼北朝鮮は「従前よりも一層重大かつ差し迫った脅威」と評価しています。

防衛白書は、7月の閣議で報告される予定です。