広島滞在中、お好み焼きを召し上がった方も多いと思います。生地、野菜、そば、肉、玉子、等々が積み重なって、まさに、我々が実践したような重層的な構造となっています。

各具材が相互の味を引き立て、まさに我々同様、全体が部分の総和を超える食べものとなっています。各県に戻られてから、以降も、機会がございましたら、お召し上がりいただいて、その度に広島サミット警備を思い出していただければと思っています。

さて、国際情勢が厳しい中、日本の外交もこれからますます活発となり、国際会議や要人の来日、さらには地方視察の機会も増えていくものと思われます。また確実に7年後には、日本のどこかで G7サミットが開催されます。

日本警察のおこなう警備に終わりはありません。

今回のサミット警備も、こうして終わってみれば、1つの演習、訓練であります。

ここで得られた教訓事項を将来の警備に生かし、油断することなく、日本警察の警備の力をさらに磨いて参りましょう。

「勝って兜の緒を締めよ」この決意を最後にみなさんと共有して、私の心からの謝辞とします。本日まで、ご奮闘、本当にありがとうございました。