大相撲夏場所9日目。富山市出身の朝乃山は21日、今場所での初黒星を喫しましたが22日の取り組みでは、気迫の寄り倒しで13場所ぶりの幕内勝ち越しを決めました。

初日から土つかずの7連勝と勢いに乗っていた朝乃山、21日は東前頭11枚目の北青鵬と対戦…。

立ち合いで変化した相手をつかまえましたが、体を預けて前に出たところ土俵際で下手投げを食らい今場所初の黒星。連勝も7でストップ、8日目での勝ち越しは決められませんでした。

朝乃山:「横にずれてくるのは…まあ、ちょっと予想はしていなかったです」
記者:「慌ててしまった?」
朝乃山:「そうですね。やっぱり体ごとあっちの方に向いていかないといけなかったですし、先に上手を取られていたら、あれだけ身長が大きかったら僕も苦しいので、がっぷりなったんですけど、先に攻めよう攻めようという気持ちでいったんですけど、昔から指摘されている上手とか切らないといけなかったです」
「きょう勝って勝ち越したかったっていう気持ちが欲が出ちゃって…。まあ、それは言い訳にはなるかもしれないですけど、出ちゃったかもしれないです。負けは負けなので仕方ないです。切り替えていくしかないです」

21日は反省しきりだった朝乃山。気持ちを切り替えて臨んだ22日の相手は東前頭10枚目の竜電…。

相手に右四つで左前まわしを許し、頭をつけらると膠着状態に…。この均衡を破ったのは朝乃山。

一瞬の隙を付き、まわしを取ろうと前に出て土俵際まで追い込むと最後は寄り倒し。おととしの春場所以来13場所ぶりの幕内勝ち越しを決めました。

朝乃山:「きょうはきょうですけど、勝ち越しはやっぱ強かったです。このあとが大事ですので、あしたから初日だと思って、切り替えてやっていきたいです」
「2年間くらい幕内から離れていましたので(取り組みが)終わったあとの歓声が大きくてうれしかったです」

記者:「優勝争いも期待されていますが?」
朝乃山:「きのう1敗したことで、変に意識は無くなったかはわからないですけど、きょうの一番はちょっと緊張しました」「でも緊張感の中でしっかり自分の相撲はとれていると思うので、あしたからも続けたい」

まずは今場所勝ち越しを決めましたが、このままの勢いで優勝争いに名乗りを上げたい朝乃山、23日は西前頭九枚目の平戸海との一番です。