G7広島サミットに出席したブラジルのルラ大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談が実現しなかったことについて「私は待っていたが現れなかった」と不快感を示しました。
ブラジル ルラ大統領
「うんざりしている。ゼレンスキー大統領と議論するため会談を予定していたのだから」
G7サミットに招待され拡大会合に臨んだブラジルのルラ大統領。各国の首脳ら11人と個別の会談を行いましたが、ウクライナのゼレンスキー大統領との会談は実現しなかったことについて「予定はされていて、待っていた」と不快感を示しました。
これについてゼレンスキー氏は「ルラ大統領の方ががっかりしたと思う」と語っています。
ルラ大統領はロシアとウクライナの仲介に意欲を見せ、過去、ウクライナ側にロシアが一方的に併合したクリミア半島の放棄を和平案として提案しているため、これが影響した可能性もあります。
一方、ルラ氏はウクライナ問題について持論を展開。
ブラジル ルラ大統領
「この問題はG7やG20ではなく、国連で議論すべきことだ」
「和平案は当事者たちの外で作っても意味がない」と主張し、G7などでの議論に批判的な考えも示しました。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









