G7広島サミットから一夜明け、各国首脳やゼレンスキー大統領が訪れた、広島市の平和公園にある原爆資料館は、きょうから通常通り開館しています。

フェンスで囲まれていた広島市の平和公園一帯は昨夜、立ち入り制限が解除されました。

広島市民
「歴史的なことがあったと実感。未来を生きる子どもを連れて、一度来たいと思って…」
「岸田総理も相当大きいことをされたと思う」

休館していた原爆資料館には、けさ、開館前から国内外からの観光客などで長い列が。開館するのは4日ぶりで、資料館ではサミットをきっかけに来館者が増えることを見込み、7月末まで開館時間を1時間延長します(午後7時まで)。

長崎からの来館者
「(出張中だが)きのうサミットが終わって、原爆資料館が開いていたので来た。こうした経験をのちの世代に伝えていきたい」

資料館には、バイデン大統領などG7首脳、招待国の首脳たちのほか、きのう午後には、ウクライナのゼレンスキー大統領が訪れました。G7や招待国の首脳に加え、そのゼレンスキー大統領とも対話した被爆者の小倉桂子さん(85)がけさ、取材に応じました。

ゼレンスキー大統領とも対話 被爆者 小倉桂子さん(85)
「泣きそうになった、だって(大統領は)必死で泣くのをこらえていると思ったから。短時間でも彼に広島の気持ちを感じてもらった。本当に自分の国のことを思ったと感じた」