ロシア外務省はG7広島サミットについて声明を発表し、「反ロシア、反中国の悪意で満ちている」と批判しました。
ロシア外務省は21日、G7広島サミットの閉幕にあわせて声明を発表し、「その主な結果は反ロシア、反中国の悪意に満ちた一連の声明だ」「ロシア恐怖症、中国恐怖症のヒステリーをあおることに全力を注いでいる」と批判しました。
そのうえで、G7について「アメリカ主導でロシアへの制裁や、ハイブリット戦争を計画する作戦本部だ」と述べ、ウクライナのゼレンスキー大統領をサミットに参加させたことで「プロパガンダのショーになり果てた」と反発しました。
また、インドなど「グローバルサウス」と呼ばれる新興国・途上国をめぐっては「G7は彼らを取り込み、ロシアや中国との関係発展を阻むために恥ずかしげもなく媚を売っている」と主張。ロシアとしては、欧米とグローバルサウスとの接近を警戒しているものとみられます。
一方、ロシア連邦捜査委員会は21日、ウクライナ侵攻をめぐる戦争犯罪の疑いでプーチン大統領に不当に逮捕状を出したとして、ICC=国際刑事裁判所のカーン主任検察官ら2人について本人不在のまま起訴し、指名手配したと発表しました。
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