ことし3月、富山市の住宅から出火し、この家に住む74歳の女性が死亡した火事で、同居する娘が21日殺人の疑いで再逮捕されました。

殺人の疑いで再逮捕されたのは、富山市新庄銀座の無職、片山和代容疑者(46)です。

この事件はことし3月、片山容疑者の住宅から出火し、この家に住む片山洋子さん(74)が死亡したもので、これまでに放火の疑いで片山容疑者が逮捕されていました。

司法解剖の結果、洋子さんは出火の前にすでに呼吸がなかったとみられ、死因は首を絞められた窒息死で、警察はこれまでの捜査で凶器とみられるひも状のものを押収しています。

警察はこれらの状況証拠や関係者の聞き取りから、洋子さんの首をひも状のもので絞め殺害した疑いで、片山容疑者を再逮捕しました。

片山容疑者は出火当時、洋子さんの寝室で意識不明の状態で見つかっていて、警察によりますと、出火当時、家人以外の何者かが侵入した形跡はないということです。

片山容疑者は調べに対し「覚えていない」と話していて、警察は片山容疑者と洋子さんの間にトラブルがあったかなど、詳しい動機について捜査しています。