「チーム、運営、そしてホームタウン、みんなで少しずつ前に」

ゲームは0-1の敗戦。「序列を変える」と宣言し、挑んだ“先輩クラブ”との2連戦はいずれも悔しい結果となった。MF横山暁之選手は「ウォーミングアップの時から(スタジアムの)雰囲気がよく、大きな声で支えてくれた。勝たなければいけない試合だった」と唇をかんだが、須藤大輔監督は「これまでなら、多くの観客に圧倒される選手もいたが、J2の雰囲気に慣れてきたなと。たくましさや自信がついてきたと感じている」と前を向いた。
一歩、また一歩と階段を上り続ける藤枝MYFC。徳田社長は「果敢に攻め、全員で必死に守る藤枝らしいサッカーを見せることができたが、これが勝ち点に繋がれば、もっとファンになってくれると思う」と手ごたえを感じている。「チーム、運営、そして、ホームタウンとみんなで少しずつ前に進んでいきたい」。
静岡三国決戦のホームゲームはもう1試合ある。相手は、0-5で敗れた清水。ここで選手たちが、クラブがさらなる進化を見せた時、そして、勝ち点をもぎ取った時、きっと新たな景色が見えるはずだ。