「学校の決まり」を生徒たち自身で見直そうとしている中学校が、山形県東根市にあります。
どんな取り組みなのか、カメラが潜入しました。
東根市立第一中学校です。

報告・矢野秀樹「まもなく全校生徒が参加しての生徒会総会が行われます。学校の決まりについてどんなことを考えたのか。どんな意見が出るのでしょうか」
今年4月に施行された「こども基本法」では、生徒が自分に関することに意見を言う機会を設けるよう求められています。

これを受け、学校では去年から生徒たちを中心に学校の決まりの見直しを進めてきました。
代表の伊藤さんと星川さんです。
2人が注目したのは、靴下と髪型。

これまで白だけだった靴下を、他の色も可能にするという案は生徒みんなから賛成されました。
生徒「あまり派手じゃなければ自由で良いとなったので生活しやすくなった」
一方、髪型については。

生徒「2ブロックは可能かって議論がでたがどうですか」
生徒「ハーフアップのヘアアレンジはどこまで良いのですか」
生活の決まりを見直す有志の会 ・伊藤みやびさん「(3年生は)ダメなものはダメという意見が多かったが、1年生の意見を聞くことで多様な考え方を再認識出来て良かった」
意見のとりまとめは簡単ではありませんが、後輩たちは先輩のがんばりを感じているようです。
生徒「慣れていない1年生に合わせてくれる先輩たちがいて良い」
東根市立第一中学校・伊藤裕 校長
「全校生徒みんなが関わるんだ。みんなでやっていく。守っていく。すごく期待できると非常に強く感じた」
生活の決まりを見直す有志の会 ・伊藤みやびさん「生徒1人1人が納得できるルール作りをしていきたい」
東根市立第一中学校では、1学期中に生徒の意見をまとめ、学校の決まりの見直しを進めたいとしています。

 
   
  













