G7サミットが始まりました。被爆地・広島での開催ということで大きく注目されているサミットですが、さらに、ウクライナのゼレンスキー大統領が広島を訪れ、対面での協議に参加するという驚きのニュースも飛び込んできました。広島からワシントン支局・樫元記者の中継です。
ゼレンスキー大統領がどのような形で協議に参加するのか、もしかしたら訪日もあるのではないかといった観測が、ここ数日、報道陣の中では出ていたのですが、きょうの午後になって、アメリカ政府の関係者がJNNの取材に対し、ゼレンスキー大統領が広島を訪問することを認めました。
ロシアによる侵攻後、ゼレンスキー大統領がアジアを訪れるのは初めてです。
ブルームバーグ通信は、サウジアラビアで19日に開かれるアラブ連盟の首脳会議に出席した後、アメリカ軍機で日本に向かうとみられると報じていますが、ホワイトハウスから発表は現時点で一切なく、来日の詳細は依然として不明です。
広島サミット1日目のきょう、バイデン大統領ら核保有国を含むG7の首脳は、そろって平和公園を訪れました。原爆資料館を40分ほどかけて視察し、被爆者の方とも対面しました。それだけでも大きな意義があるサミットですが、実際にロシアの核の威嚇に直面しているゼレンスキー大統領が広島を訪問すれば、岸田総理が開催前に目指していた「歴史に刻まれる」サミットになるのは間違いありません。
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