18日に猛暑日を観測した福島県内は、19日、広い範囲で天気が崩れた一日となりました。前日との気温差は15℃近くにのぼり体調不良を崩した方もいらっしゃるのではないでしょうか。こうした時期に注意したいのが「寒暖差アレルギー」です。

浦部智弘アナウンサー「JR福島駅前に来ています。午前9時半の現在の気温22.7℃を示しています。ジャケットを着てちょうど良いぐらいに感じます。歩いている人たちは長袖姿の人が多く見られます」

18日に猛暑日を観測した県内ですが、19日は一転、気圧の谷や湿った空気の影響により、くもりや雨と涼しい一日になりました。

18日は最高気温が36.2℃と全国一番の暑さとなった伊達市梁川町では、19日朝の最低気温が17.4℃に。気温差が、およそ19℃となりました。

市内の大学生「きのうと全然違う気温なので、きょうどの服を着るかすごく悩みました」
伊達市に住む人・70代「外に出てみたらもう寒い~ってなった。温度差が激しくていま体調がおかしい」

気温差が大きい、季節の変わり目に注意しなければならないのが、“寒暖差アレルギー”です。

ふくしま木もれ日クリニック・川井巧院長「花粉症のようなものとは別の理由で、鼻の粘膜のむくみが出て、鼻水が出てくるようなものを「寒暖差アレルギー」と一般的に呼んでいる」

福島市で内科・小児科クリニックを営む川井巧院長は、「寒暖差アレルギー」は、季節の変わりめで、日中の気温差が7℃以上あると発症すると指摘します。症状は、鼻水や鼻づまりが中心で、風邪に似た症状が出るということです。

川井院長「部屋の温度を調節するとだいぶ変わると思う。空気もある程度加湿されるので、マスクはそれなりに効果があると思う」

寒暖差アレルギーは、寝不足や不規則な生活習慣などによる自律神経の乱れで発症しやすくなり、天気が不安定なこの時期、日ごろから、生活の見直しが大切になりそうです。