5月19日午前、京都市上京区内の路上に、数十メートルにわたって、空き缶が散乱しました。

現場周辺に設置された防犯カメラの映像には、午前10時42分過ぎ、大型トラックがゆるやかな右カーブに差し掛かった時に大きな音とともに、荷台から空き缶が勢いよく落ちる様子が記録されていました。通りがかった人たちが、驚いた様子でトラックの方を振り返っています。空き缶は、荷台の左後方から崩れ落ちていて、右カーブを曲がった際の重力に耐えきれなかったとみられます。

警察によりますと、5月19日午前10時45分ごろ、京都市上京区北伊勢屋町の丸太町通で「ゴミが散乱している」などと通報がありました。

現場の路上には、数十メートルにわたってプレスされたような空き缶が散乱し、午前11時ごろから、警察官が路上の交通整理にあたり、住民らも参加して空き缶の回収を行いました。

空き缶は大型トラックに積まれていて、トラックの男性運転手が異変に気付き停車したということです。男性運転手は警察の事情聴取に対し「右カーブを曲がると左側から音が聞こえたので、確認すると荷物が落ちていた」などと説明しているということです。

警察は、道交法違反などの疑いもあるとして、トラックを運転していた男性と助手席に乗っていた男性から事情を聴き、経緯を調べています。