あさってからG7サミットが始まる広島市。各国首脳を迎えるにあたり、警備態勢がより厳重になっています。
警察が「総力を結集する」として、全国から最大2万4000人の警察官らが集められて警備にあたるG7広島サミット。陸だけでなく、海と空の警備も行われています。
記者
「こちらには、警備にあたる海上保安庁の巡視船が停泊しています。そして、ホテルの沖合には、さらに大型の巡視船が確認できます」
元宇品地区の沖合には、世界最大級の巡視船「しきしま」の姿がありました。海上保安庁によると、「しきしま」はヘリコプター搭載型の大型巡視船で、海賊やテロ対策のほか、尖閣諸島での海上警備にあたるなどしてきました。
さらに投入されたのが、去年秋から運用を始めた無人航空機「シーガーディアン」です。連続で24時間以上飛行でき、リアルタイム映像が地上で確認できるなど、周辺の海上警備が期待されています。AIを使って船の特定をすることもできる「シーガーディアン」と、全国から集結させた巡視船で、海と空の警備を強めています。
きのう午後7時ごろの広島市の平和公園です。白バイやパトカーなどのほか、黒色の車が複数台みられ、原爆慰霊碑が近い資料館の北側に大きな2つの車列をつくりました。首脳たちの訪問に備えたリハーサルとみられます。
停車した車のフロントガラスなどには「日本」や「カナダ」「イギリス」など国の名称が示されている車もありました。首脳がそろって平和公園を訪れるのは初めてです。
平和公園や原爆資料館などの施設は、あすの正午から立ち入り制限や休館となります。
街の人
「ネットなどの注文を見ても指定の日には届かないとか。本当はあすが通院日だったんですけど、きょう来たり。そういう、ちょっといろんなことがあります」
G7広島サミット開催まで残り2日。警戒態勢が強まり、準備が着々と進んでいます。
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