1973年にオープンした岡山高島屋は、今年で50周年です。RSK山陽放送には1973年5月19日の開店当日の映像が残っていました。



当時の映像を見ると、本当に多くの人たちが買い物に訪れていています。
長年、地域に根付いてきた地方百貨店ですが、いま百貨店は全国的に「逆風」が吹いています。


記憶に新しいところでは、北海道の老舗「藤丸」や東京の東急百貨店が閉店。百貨店は「郊外型店舗の増加」や「新型コロナの打撃」を受けていて、日本百貨店協会によりますと、全国の店舗数は最も多かった1999年の311店から、今年2月には182店と約4割減、売上も約半分減少しています。
こうした中、50周年を迎えた岡山高島屋の岡部直樹さんは、50年を迎えることができた感謝を口にしつつ「オンラインを併用しつつ、首都圏などに行かなくても目当ての商品が見つかる品揃えの強化。そして改めて瀬戸内エリアの商品を見直すという2つの軸を重視している」と話しました。

(コメンテーター 春川正明さん)
「目利き能力」...私はやはり百貨店の魅力は、オンラインなどでは自分が見てチェックしていると「関連商品」が出てくるじゃないですか。そうじゃなくてやはり百貨店に行ったら「こういうものもありますよ」という目利き力を発揮して、提案する力、それは百貨店ならではと思いますし、それが生き残っていく道だと思います。
それこそ外商という仕事ですよね。本当に外商の方は、「こんなものもありますよ」と提案されますよね。それを売り場でも提案していただきたいですね。