警察庁はアメリカ司法省が重要インフラにランサムウェア攻撃を行ったとしてロシア人を起訴した事件について、サイバー特捜隊などが捜査情報を提供していたことを明らかにしました。

アメリカ司法省は16日、ワシントンDCやニュージャージー州の法執行機関などの重要インフラにランサムウェア攻撃を行ったとして、ロシア在住のロシア国籍の男1人を起訴したと発表しました。

この事件に関連し、警察庁はきょう、東京と大阪の民間企業へのランサムウェア攻撃をめぐって警察庁のサイバー特捜隊などが捜査して得られた情報をFBI=アメリカ連邦捜査局に提供していたことを明らかにしました。

警察庁によりますと、去年4月にサイバー特捜隊が新設されて以降、海外の捜査機関に情報提供をした事件で容疑者が起訴されるのは初めてだということです。