ICで進入口誤る 4月にも道誤り14分遅れる事案
今回の救急車はまず、消防の川前分遣所からいわき市の川前町の現場に向かいました。そこで男性を乗せたあと、一般道を通って、常磐道のいわき中央ICに向かいました。この際、救急車は向かう方面を誤りました。
水津邦治アナウンサー「実際は右側の水戸方面に向かわなくてはいけませんが、何らかの理由で間違えて左側の相馬方面に向かったということです」
目的地の病院は、いわき市常磐上湯長谷町にあったため、本来は上り車線のある右側に進入しなければいけませんでしたが、誤って左側の下り車線に進入しました。
ネクスコ東日本によりますと、ICの進入口は上り方面が左、下り方面が右になっていることが多いといいます。しかし、いわき中央ICでは逆になっています。
これについて、過去5年間に利用者からの問い合わせはありませんが、ネクスコでは間違いがないよう、東京(上り)方面を示す標識を設置しています。
隊員が間違えた理由は明らかになっていませんが、本線合流後に誤りに気付き、そのまま、いわき四倉ICまで走行し、そこでUターンして病院に向かったということです。往復で21分の遅れが出ました。
今回の救急車には3人の隊員が乗車していて、助手席には隊長が乗っていましたが、男性の搬送時は、男性の心肺蘇生措置を隊長ともう1人が後方で行う必要があったため、助手席には誰も乗っていなかったということです。心肺蘇生措置は2人で行わなければならず、助手席の乗車については決まりはないということです。
いわき市消防本部では、4月26日にも救急車が出動途中に道を誤り、到着がおよそ14分遅れる事案がありました。
いわき市消防本部では、15日、急きょ、市内の消防署長や各課の課長を集めてオンライン会議を開き、「職員は気を引き締めて業務にあたるよう」指示したほか、今週中に再度対策会議を開き、再発防止策を徹底させるということです。














