今年は特に「自信作」だという新潟県聖籠町で300年続く旧家・二宮家の“バラ園”。毎年500株以上の花が咲く壮大な庭に、今年も多くの人が訪れました。

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見ごろ迎えた色鮮やかなバラと季節の草花

聖籠町で300年続く旧家・二宮家。
敷地内にある約500坪のバラ園が5月13日から6月11日までのおよそ1か月間、一般公開されました。

【埼玉県から】
「すごく素敵です。本当にきれい。庭園の作り方とか配置の仕方なども凄くきれい」

【聖籠町から】
「初めて来たんですけど、すごくきれいでした。(Q特に良かった花は?)青い花がすごくきれい」


青い花、「デルフィニウム」は今年、特にくっきりと鮮やかに色づいたそうで、黄や赤のバラとの競演が見事でした。

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二宮家と“バラ園”の歴史

聖籠町にある二宮家は江戸時代、新発田藩の領地・蓮潟興野の「名主職」、のちに代々「庄屋格」に遇したとされる家柄です。
現在は9代目にあたる当主や家族がこの家で暮らしていて、バラ園は9代目当主の妻・二宮葉子さんが20年ほど前から趣味で始めました。主に夫婦2人で手掛ける“幸せの花園”は毎年規模を拡大しているということで、5月から6月にかけてのみ、一般に公開しています。

【二宮葉子さん】
「すごく今年は自信を持っています。いろんな草花も植えましたし、バラもちょっと増やしましたし、すごくきれいになるという自信はあります」

今年は例年より1週間ほど早いオープンでした。5月22日には見頃を迎えた花々を見ようと多くの人が訪れていました。

【二宮葉子さん】
「これから毎日毎日どんどん花が咲いていくと思うので、訪れた人が幸せな気持ちになってくれたら一番うれしいです」

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「潟」を“借景”にした日本庭園も

また二宮家には、文化庁の登録有形文化財に指定されている建物があるほか、「静勝園」と名づけられている日本庭園もあります。隣にある「弁天潟」を借景にしていて、見事な風景が広がっています。

二宮家は今も、9代目とその家族が生活する「一般住宅」のため、バラ園の公開時期のみしか、この日本庭園を楽しむことができません。

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今年も多くの人が、バラ園や庭園を楽しんだということです。