ニューヨークでこの週末に日本文化を紹介する、年に一度の“お祭り”が開かれました。各地の食を味わえる屋台が大人気でしたが、そこにはある狙いも。
週末にニューヨークで開かれた「ジャパンパレード」。沿道に駆けつけた多くのニューヨーカーのもう1つのお目当ては…、日本食の屋台です!
記者
「名古屋名物みそかつや北海道の鮭バターおにぎりなど、日本各地の食べ物がずらりと並んでいます」
テーマは日本の「ご当地メシ」で、23の屋台が食にこだわりのあるニューヨーカーの胃袋をつかもうと腕を振るいました。中でも人気だったのは…
イベント参加者
「ラーメン」
「タコヤキ」
「ヤキソバ」
ニューヨークも「粉ものブーム」なのか、たこ焼きの屋台にはなんと120人もの行列が!
イベント参加者
「45分並んだよ。待ったかいがあったね!」
「すごく風味があってクリーミー。10点満点ね」
同じく大行列だったのは、静岡のB級グルメ「富士宮やきそば」。
イベント参加者
「ワォ、すごく好きだね!初めて食べたよ」
和食ブームのニューヨークで「ご当地メシ」をテーマにしたのには理由がありました。
ニューヨーク総領事館 森美樹夫大使
「色々な方々に日本の東京・京都・大阪だけではない姿を見ていただいて、日本の色々な地方にも行ってもらうということにもつなげたい」
狙いの1つは、アフターコロナでの地方への観光客の誘致です。
アメリカからのインバウンドは3月にコロナ前の水準を超え、V字回復。さらに東京から京都などをめぐり大阪に至る“ゴールデン・ルート”だけでなく、他の地域の人気も高まっているといいます。
政府観光局ニューヨーク事務所 山田道昭所長
「瀬戸内海とか、あるいは北陸とかいったところも知名度が上がってきている」
ニューヨーカーたちに聞いてみると。
イベント参加者
「熊野古道を訪れて海辺沿いをサイクリングしたんだ。楽しかったよ!」
「本物のラーメンの味は日本へ実際に行って、普通に街なかにある店で食べてみなきゃ分からないよ」
富士宮からやってきた“やきそば”チームも。
富士宮焼きそば学会 勝呂早希理事
「富士宮にちょっとでも魅力をもって、日本に旅行に行ってくれたらなって願ってます」
イベント参加者
「ひと口食べただけで、いますぐ日本に行かなくちゃって思ったわ!」
海を越えた“ご当地メシ”。地方へのインバウンド増大に貢献が期待されています。
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