国の史跡・甲府城について、現在は埋め立てられて芝生広場になっている内堀の一部から 石垣やその基礎となる木が発掘されました。

山梨県はこの部分を復元する方針で、今年度中に基本設計をまとめる考えです。

これは、史跡としての甲府城の保存や活用を検討する県の委員会で報告されました。

それによりますと、埋め立てられて県の芝生広場となっている内堀の南西部分、約135㎡で今年1月から3月にかけて行った発掘調査の結果、石垣の一部や石垣の基礎にあたる胴木があったことを確認したということです。

県はこのエリアを復元する方針を示していますが、委員から「石垣の高さや積み方など、どこに重点をおいて復元するかポイントを明確にしたほうがいい」「胴木も史料価値があり、保存方法を明確にすべき」などの指摘があったとしています。

県は委員の意見をふまえて、今年度中に内堀の復元イメージを固めた基本設計をまとめる考えです。