新型コロナの感染法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同じ5類に引き下げられてから15日で1週間となりました。
「脱マスク」を宣言したホテルの現場を取材しました。
「全員でマスクを外すことにしました」
4月、SNSで「脱マスク」を宣言したのは全国でホテルなどを運営する星野リゾートの星野佳路(よしはる)代表です。

5類に引き下げられた5月8日から調理担当などを除くすべての従業員がマスクを外す方針を打ち出しました。

■星野リゾートBEB5軽井沢馬場淳太総支配人 「笑顔でお客様をお迎えしたいという気持ちからこのようにマスクを外すという判断をしております」
グループが運営するホテル「BEB5(ベブファイブ)軽井沢」。
売りの一つが、好きなスイーツを選び開放的な空間で楽しめる「特大アフタヌーンティー」です。
ホテルでは、従業員がマスクなしで接客することで、こうしたサービスをより寛いで堪能してほしいと考えています。

■広島から来た観光客
「特に違和感はないですね。私もそんなに今もう5類になってマスクを職場ではしないといけないんですけど全然してないので」
このホテルでは、スタッフの手洗いや消毒、出社時の体調チェックなど引き続き感染対策を徹底していて、これまでのところ客からの苦情などは入っていないということです。
また、体調や個人の事情も考慮し、マスクを外すことを強制するわけではないとしていますが、現状、スタッフのほぼ全員がマスクを外していると言います。

■星野リゾートBEB5軽井沢能登じゅんさん 「お客様が不安に思ったりスタッフが不安に思うこともあるのかなと思っていたんですけど、実際にお客様から何かお伝えいただくことも特になく、自然と不安はなくなりました」














