サッカー明治安田生命J2のいわきFCは、14日、秋田との東北ダービーに敗れ、5試合ぶりの勝利とはなりませんでした。試合は、不運な判定に泣く結果となりました。

高橋広季アナウンサー「前の試合、9失点と大敗し立て直しが図られる今日の一戦。きょうも多くのサポーターが選手たちの背中を後押しします」

ここまで開幕から14試合を戦い、3勝9敗2分けのJ2最下位・22位に沈むいわきFC。5試合ぶりの勝利を目指して、ホームのいわきグリーンフィールドで8位・秋田を迎え撃ちました。

いわきは前半から、積極果敢なプレーで秋田を押し込みます。

守っては後半、素晴らしいプレーが飛び出します。相手のカウンターから大ピンチを迎えますが…ゴールライン、ギリギリのところで尚志高校出身の河村が決死のディフェンス。いわきのゴールを死守します。

しかし後半30分、いわきの中心選手、嵯峨理久がレッドカードで一発退場!さらに、次の試合も出場停止に。

この判定に、山下キャプテンをはじめ、チームメイトが猛抗議します。それでも判定は覆らず、嵯峨はピッチを後に…。このプレーがペナルティエリア内でのファールとみなされ、秋田にPKが与えられます。

一度は、キーパーの高木和が好セーブを見せますが、弾き玉を押し込まれ失点。いわきは0対1で秋田との東北ダービーに敗れ、5連敗です。

いわきFC・山口大輝選手「非常に悔しいです。理久の分も僕たちはやらないといけないと思うので、勝利に結びつけられるように次に出る選手は魂かけて勝ちをもぎとれるように全力でいきたいと思っています」

いわきFC・村主博正監督「何かのせいにせずに、苦しい状況のなかをどうしていくかというところで、僕もそうですが選手たちも試されていると思います。絶対に下を向かずに次、しっかりファイティングポーズをとれるようにトライしていきたいなと思っています」

いわきは敗れたため、最下位・22位のままとなっています。次の試合は、21位の大宮と17日にホームで戦います。