ことし3月、京都に移転した文化庁は、予定されていた全ての部署の移転を完了し、午前9時10分から業務開始式を行いました。
都倉長官は幹部職員を前に、「京都から新たな風を吹かせる決意でやってほしい。京都は生活に文化がある。食文化や観光、新たな価値を京都から発信していきたい」と述べました。
文化庁は7年前、地方創生や、東京一極集中の是正を目的に、霞が関からの移転を決定。ことし3月には、文化庁長官など職員約70人が京都での業務を始め、順次移転を進めてきました。
そしてきょうまえに6つの部署、約390人の職員の移転が完了し、文化庁は京都を拠点にして、業務を本格稼働することになります。
一方で、旧統一教会の問題などを扱っている「宗務課」は当面の間、東京に残るなど、京都に移転する職員は、全体の約7割にとどまっています。














