基本計画が見直されることになった富山県武道館について、富山県は現在の建設地予定地である富山駅東側エリア以外の検討を始めたことがわかりました。

富山県武道館は現在、富山駅の東側に位置する富山市千歳町の民間駐車場を建設地としています。

しかし、県武道館協議会は5月9日、駐車場の確保を優先した建設地の再検討を要望。武道館の敷地内におよそ500台が止められる駐車場を求めましたが、基本計画では敷地内に20台のみとなっています。

富山県武道館協議会 中川忠昭会長:
「利用者の多くは車を使う。駐車場の確保が優先」

また、先月開かれた武道館の基本計画を見直す検討委員会では、武道館機能に特化し資材高騰で上振れした建設費を抑えるべきとの意見が目立ちました。

こうした声を受けて富山県は、用地買収の必要がない富山市内の県有地を中心に新たな候補地を検討していて、5月9日に開会する県議会を前に基本計画を見直す委員会を開き、方針を示す見通しです。