プロクレアホールディングスは12日、2022年度通期決算を発表しました。当期純利益は489億円で、ほぼ業績予想水準となりました。

※プロクレアホールディングス 成田晋社長
「将来の合併を見据えた処理を実施し、その上で当初計画した利益水準を確保したことを踏まえ、統合のスタートとしては、総じて順調な滑り出しとなったものと認識している」

成田社長は2025年の青森銀行とみちのく銀行の合併に向けた経営統合が順調に進んだと感想を述べました。その結果、連結ベースでは売り上げにあたる経常収益が854億円、最終的な利益にあたる当期純利益が489億円でほぼ業績予想水準としています。

銀行単体では青森銀行で経常収益が379億円、当期純利益が51億円で、2年連続の「増収増益」となりました。子会社からの配当収入や経費の削減が主な要因です。

一方、みちのく銀行は経営統合に伴う基準の統一化で与信費用が増加するなどし、経常収益が302億円、当期純利益が600万円で、3年ぶりに「減収減益」に転じました。