川辺川にダムが建設されると村の一部が水没する五木村が、国や県が示した村の振興計画案に合意する方針を固めたことがわかりました。

3年前の7月豪雨を受け球磨川の治水対策として川辺川に流水型ダムの建設が計画されていますが、ダムが完成すると水を貯めた際に五木村の一部が水没します。
国と県は五木村の振興策として「ダム建設を前提」に移住促進や観光などの計画案を村に示し県は財源として20年で100億円を支援する方針を示していました。

これに対し、五木村は今年3月の時点では「ダム建設に賛成と決めた訳ではない」と当初の計画案に合意しない考えを示していました。
しかし、五木村によりますと当初の計画案のうち県などが「流水型ダムを踏まえた新たな振興への対応」という項目を削除する修正案を示したことを受け、合意する方針を固めたということです。

修正案は村側の意向を尊重するものとなりました。
今月15日に開かれる国・県・村の3者協議で正式決定する見通しです。














