ジャニーズ事務所の元所属タレントが、創設者で2019年に亡くなったジャニー喜多川氏からの性被害を訴えた問題で、ファンの有志らが検証などを求める署名を事務所側に送り、会見しました。また、元ジャニーズJr.の男性が私たちの取材に実名で性被害の実態を証言しました。

ジャニーズファン有志らが性被害の検証求める署名を送付 カウアン氏がきっかけ

5月11日、『ジャニーズ事務所で起きた性被害の検証』などを求めるジャニーズファンの有志らが都内で会見を開きました。

ジャニーズファン有志らの会見
「私たちはジャニーズファンという立場で、直接の性暴力被害者ではないが、このことについて向き合っていく責任がある」

呼びかけたネット署名には1万6000人余りが賛同し、ジャニーズ側に郵送されました。署名を集めるきっかけとなったのが…

元ジャニーズJr. カウアン・オカモトさん(4月12日会見)
「15回から20回ほど、ジャニーさんから性的被害を受けた」

元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさん(26)。4月に会見を行い、ジャニーズの創設者「ジャニー喜多川氏から性被害を受けた」と明かしました。

元ジャニーズJr. カウアンさん
「言ったらどうなるか分かっているので、自分が活動できなくなるだけで、何も変わらないんだろうなと」

カウアンさんが最初に被害を受けたのは、事務所に入って2か月後、15歳の時でした。

元ジャニーズJr. カウアンさん
「寝ているところにマッサージをしていたら、そこから性被害に変わるという流れ」
「見ただけでも数人は近くで同じようなことがあった」

取材をすすめると、元ジャニーズJr.の男性で他にも5人が“ジャニー喜多川氏に性被害を受けた”と証言しました。