石川県珠洲市で震度6強を観測した地震から12日で1週間です。毎日のように余震とみられる地震が起きていますが、この間、遠く離れた東北や九州でも地震が相次いでいます。

石川県の能登地方を震度6強の地震が襲いました。揺れは富山県内でも…。

川合英文記者:
「いま揺れてる、揺れてる。富山で強い揺れ」
細橋雄太記者:
「富山市奥田本町のチューリップテレビ放送センターです。強い横揺れを感じています」

5日は富山県内でも最大震度4を観測。震度4以上を観測するのは、2020年の3月以来およそ3年ぶりでした。この地震のあと、全国では地震が頻発しています。

能登地震の翌日6日未明には、青森県東方沖を震源とするマグニチュード5.5の地震。11日未明には千葉県南部を震源とするマグニチュード5.4の地震。そして11日昼すぎには鹿児島県トカラ列島を震源とするマグニチュード4.4の地震が…。

地震多発国といわれる日本では珍しいことではありませんが、能登地震のあと1週間以内に発生していることもあり、関連が気になります。

専門家はこう指摘します。
記者:「地震が全国で相次いでいますけど、(能登地震との)関連性をどのように見ていますか?」

富山大学 安江健一准教授:「直接は関係ないと思います。それぞれの地域に特徴がありますので、その地域の地殻変動とかで地震が起きていると思われます」

安江准教授はそれぞれの地震のメカニズムが異なることを挙げ、能登地方の地震が引き金となったものではないと指摘します。そのうえで…。

富山大学 安江健一准教授:「3.11東北地方太平洋沖地震は、大変大きな地震が起きていますので。それにより、日本列島にかかる力というのも変化しておりますので。そういう点では、もしかしたら関係あるかもしれませんが、詳しいところというのは、はっきりとわからない部分もあると思います」

12日で能登地震発生から1週間が経ちますが、それ以降も大きな余震に注意が必要だといいます。

富山大学 安江健一准教授:「どこでどういうときに地震が起きるかはわかりませんし、起きてすぐにできる行動は限られていますので。周辺をしっかりと自分で把握しておいて地震が起きたときにどういう行動をとるかというのを意識してもらえたらと思います」