環境に優しい最先端の技術に触れる機会を設けようと、上田市の企業が自動運転の電動バスを使った実証実験に乗り出します。

実証実験は電気計測器の生産・販売を行う上田市の日置電機(ひおきでんき)が、半導体関連などの事業を手がける神奈川県の「マクニカ」と共同で行います。

使われるのは「マクニカ」が提供するフランスのメーカーの電動バス。

11日に行われたデモ走行ではオペレーターが運転しましたが、実証実験ではルートの8割を自動運転で運行します。

実証実験は今年の8月か9月に1週間程度行う予定で、安全のため、地元のバス会社のドライバーも同乗し、日置電機周辺の東西およそ2キロ、南北およそ500メートルの公道を走らせます。

■日置電機・岡澤尊宏社長
「(社員が)最新の技術、次世代のモビリティーにじかに触れ、実感する体感する、そういった機会を作らないと世界の潮流から置いていかれてしまうのではないかと」

日置電機は温室効果ガスの排出量を抑制する「カーボンニュートラル」の取り組みを進めていて、実証実験を通じて脱炭素化に貢献したいとしています。