日本銀行松本支店は県内経済について、「持ち直しの動きが続いている」との総括判断を12か月連続で据え置きました。

日銀松本支店は5月の金融経済動向で、個人消費が「緩やかな増加」となる一方、好調だった生産では「弱めの動き」がみられるとし、「一部に弱い動きがみられるものの、持ち直しの動きが続いている」との総括判断を維持しました。

個人消費の動向は10か月ぶりの上方修正で、物価高騰による影響はあるものの、インバウンドを含めた人の流れの回復が宿泊や飲食などのサービス消費につながっているとしました。

■日銀松本支店 山本格(やまもと・いたる)支店長
「(新型コロナの)経済への影響は確実に下がっている。消費動向などにはプラスの影響を与えていくだろう」

山本支店長は、夏の観光シーズンにかけた動向と現場の人手不足感への対応が今後のポイントだと指摘しました。