きょう午前4時16分ごろ、千葉県木更津市で最大震度5強を観測する強い地震がありました。気象庁は揺れの強かった地域では最大震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけています。

気象庁地震火山部 鎌谷紀子 地震津波監視課長
「揺れの強かった地域では落石やがけ崩れなどの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意してください」

気象庁によりますと、地震の震源は千葉県南部で、震源の深さは40キロ。地震の規模を示すマグニチュードは暫定値で5.2となっています。

この地震で、千葉県木更津市で震度5強の揺れを観測したほか、東北地方から中部地方にかけての広い範囲で震度5弱から震度1を観測したということです。

気象庁によりますと、この地震による津波はありませんでした。

また今回の地震が発生した後、震度1以上を観測した地震は午前6時半現在、ないということです。

千葉県で震度5強の地震が観測されるのは、2012年3月以来およそ11年ぶりです。

一方、きのう昼頃に千葉県北西部を震源とする最大震度3の地震がありましたが、今回の地震とは直接の関係はないということです。

気象庁は地震発生から1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意するよう呼びかけていて、特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあるとしています。また、揺れの強かった地域では落石や崖崩れの危険などもあります。

千葉県ではあさってから来週月曜日にかけて雨が予想されていて、気象庁は最新の気象情報に注意するよう呼びかけています。