作業服大手ワークマンが異例の人事を発表しました。社外取締役に内定したのは…YouTuber「サリー」こと濱屋理沙さん。年間販売数約3000着の作業服が…サリーさんのアドバイスを受けモデルチェンジすると、累計販売40万着を超えるヒットに。企業が期待する「消費者目線」「女性目線」とは…
「#ワークマン女子」きっかけのYouTuberが社外取締役に 42歳女性の熱き想い

キャンプ用品を紹介するYouTuber「サリー」こと濱屋理沙さん(42歳)。これまでにワークマンに関する動画の投稿数はメインチャンネルで311本、総再生回数は1300万回を突破しています。そんなサリーさんが5月8日、こんな動画を投稿しました。

YouTuber「サリー」濱屋理沙さん
「私、サリーはワークマンの社外取締役に内定をいたしました」
作業服大手のワークマンは、5月8日、YouTuberのサリーさんを社外取締役候補にすると発表。6月の株主総会を経て選任されれば、上場企業としては異例の"YouTuber社外取締役"が誕生します。

ワークマン広報部 林知幸部長
「会社の中に足りないのは消費者目線、女性目線での商品開発や情報発信など。そこでの助言・アドバイスみたいなものは大いに期待しています」
現在42歳で二児の母のサリーさん。大学では経営学を学び、卒業後はIT企業に就職。今はYouTuberやブロガーとして活動しています。2019年、ワークマンのアンバサダーに就任し、商品開発などに携わってきました。

年間販売数約3000着だった溶接用の作業服を女性向けにモデルチェンジすると、累計販売数40万着を超えるヒット商品に。「#ワークマン女子」誕生のきっかけにもなったそうです。

来店客「かわいいです。かわいいです。男女両方使えると思うし。めちゃくちゃ良いと思います」

来店客「(インフルエンサーは)企業の商品に直結するという売り方ができるのかなと思うので、ニーズに直結しそうな気もする」
社外取締役に自ら志願したというサリーさん、こんな熱い思いがありました。

YouTuber「サリー」濱屋理沙さん
「どんどんワークマン愛が高まっていくわけですよ。ワークマンのためにこんなお役に立てますよ。いかがですか。世の中的には女性取締役が必要ですよねみたいな、それは社員さんを通さずに専務に直々にお話したんです。こういうことやりたいんです、私は社外取締役になりたいんです、ワークマン側にこんな利益がありますよっていうのを熱くプレゼンをしたんです」