高知県四万十市の小学生がアユの稚魚を四万十川に放流しました。放流体験でアユ漁や川の環境を学びます。

ピチピチと跳ねているのは12センチほどのアユの稚魚。

「ぬるぬるしちょって触ったら、尾びれをこういう風に動かした」

稚アユの放流はアユ漁の解禁を前に漁業資源を確保しようと四万十川の中央と西部の各漁協が毎年、行っています。環境学習の一環で、地元の小学生が放流を体験していて、10日は具同小学校の4年生75人が参加。児童たちは通称、赤鉄橋上流にバケツに入れた稚アユ、およそ3800匹を放しました。

「卵も産んで欲しいし、大きな魚にはあって欲しくない」
「長生きして欲しいです」

放流した稚アユは7月ごろには、20から25センチほどに成長するといいます。四万十川水系での中流域から下流域のアユ漁は竿釣りが来月1日に、網での捕獲は、全域で7月1日に解禁されます。四万十川中央漁協によりますと天然のアユの姿が今年も多く見られ魚影は濃いようです。