高校生のスポーツの祭典、山梨県高校総体がきょう10日に開幕しました。
今年は4年ぶりに、ほぼすべての競技で観客を入れて行う通常開催となりました。

初日の10日は、新型コロナウイルスの影響で中止となっていた開会式が4年ぶりに開催され、約800人が参加して入場行進も行われました。


甲府工業高校 生徒会長 山口陽太さん:
今日まで支えて下さった多くの方々への感謝の気持ちを力に変え、正々堂々闘い続けることを誓います。

大会は男子38校、女子37校の約7000人が参加し、33の競技で熱い戦いが繰り広げられています。

甲府市の小瀬スポーツ公園陸上競技場では、陸上競技が行われ、声出し応援も解禁され、会場に活気が戻ってきました。

まずは花形の100mです。

女子100m決勝は、山梨学院の2年 奥村陽選手が駿台甲府の2年 岩間彩芽選手とのライバル対決を制し、この種目2連覇達成です。

男子100m決勝は、スタートで飛び出した韮崎の3年 入月誠ノ介選手が後半も加速してそのままゴールし、400mと合わせて2冠に輝きました。


男子の砲丸投げは、初優勝を目指す身延高校3年 草場孜温選手と、去年優勝し円盤投げとの2冠を狙う上野原高校3年 亀井翔選手の一騎打ちとなりました。

5投目を終え、唯一14m台を出した草場選手がリード。

勝負の最終6投目。亀井が見せます。

14m28をたたき出し、トップに躍り出ます。

逆転を許した草場、最後の1投。

身延高校3年 草場孜温選手:
しっかり投げれば、ちゃんと記録は出るという気持ちで臨みました。


結果は…14m20。
わずかに届かず、亀井選手が2冠を達成しました。

上野原高校3年 亀井翔選手:
ここまで2冠を目指してきたので、達成できたことがうれしい。














