TSMC進出で戸惑う農家
TSMCのような大手製造メーカーが進出すると工場建設現場の周辺には、部品を納品するサプライヤー企業(部品などを納品する企業)も進出を始めます。

経済効果が期待される一方で、農地の争奪戦が激化しているといいます。
現場では何が起こっているのか?取材しました。

古庄農場 古庄寿治 会長「土地を購入させて下さいという話がきています」
TSMCの工場建設現場から、5キロほど離れた大津町で酪農を営む古庄寿治(ふるしょう としはる)さん(67)。

今年1月、飼料用のトウモロコシを育ている農地およそ1800坪を購入したいという話が不動産業者からきたのです。
TSMCが菊陽町に工場を建設すると発表したのが、2021年の10月。

それ以降、半導体関連企業などが周辺の土地の購入に乗り出し、古庄さんの周りでも土地が売られているといいます。

古庄農場 古庄寿治 会長「自分の土地だけでなく、借りていた土地も無くなりつつある」

借りていた土地の問題、それは…














