大分県日出町で計画されている土葬墓地を巡り、別府ムスリム教会と地域住民との間で、墓地を設置する条件を盛り込んだ立地協定が結ばれました。

別府ムスリム教会は火葬が禁止されているイスラム教徒のために2018年秋から日出町南畑の高平区で、土葬の墓地を設置する計画を進めています。

別府市にある教会の事務所で9日、事前に住民の代表が合意した立地協定書の調印式が行われました。協定書では墓地は79区画で、20年間は同じ区画に追加で埋葬しないことや毎年、水質検査を実施することなどが盛り込まれています。

(別府ムスリム教会 カーン・ムハマド・タヒル・アバス代表)「とてもうれしい日出の住民の方に心から感謝しています」

地元との合意を受けて教会側は町有地の売買や墓地を設置するための本申請の手続きを進める方針です。