今年で戦後77年です。戦時中、画家を志しながら戦地に送られ亡くなった画学生の絵などを集めた施設が長野県にあります。その名は「無言館」。その収蔵作品を展示する特別展が、瀬戸内市立美術館で始まりました。
わずか24歳で戦地に散った画学生の油絵。描いたのは可愛がってきた妹です。
瀬戸内市立美術館で始まった「無言館展」です。美術学校を繰り上げ卒業させられるなどして戦地へ送られた画学生の作品を集める、無言館の収蔵品90点を展示します。時代に翻弄され画家になるという夢を閉ざされた、47人の若者の作品です。
(来館者)
「戦争って無惨ですよね。人の志を折るわけですから…」
「もし戦争がなかったら、この人たちはもっと立派な絵をたくさん描いていたのだろうなと。20代が多いじゃない。人生これからよね。」
画学生が遺した作品は、遺族の元で長い間日の目を見ることはありませんでした。傷んでしまった部分も戦後77年という時間を語るメッセージだといいます。
(瀬戸内市立美術館 岸本員臣館長)
「作品自体は言葉では語りませんけれど、声なき声の「もっと大事なものは何でしょうか」という問いかけに対して、静かに作品と向き合っていただければそういう声が伝わってくると思う」
絵筆を銃に持ち替えさせられた学生たち。出征直前まで「描きたい」と作品と向き合い続けた思いが静かに語りかけてきます。
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