大分県日出町の企業が開発した「液晶調光フィルム」がトヨタの高級ブランド、レクサスのパノラマルーフに採用され、県庁で披露されました。

この液晶調光フィルムを開発したのは大分県日出町の九州ナノテック光学です。馬場潤一社長らが県庁を訪れ、3月30日に発売されたレクサス初の電気自動車専用モデルRZに採用されたことを報告しました。スイッチひとつで透明に変わり、薄さや耐久性に優れた液晶調光フィルムをガラスで挟んだ調光パノラマルーフは解放感がありながら強い日差しを瞬時に防ぐことができます。

(九州ナノテック光学・馬場潤一社長)「品質的にも商品性としても良いと認められたというのは大きな成果だと思います。さらにトヨタさんだけでなく世界中のいろんなところで皆さんの目に触れるようにできたらいいなと思っています」

九州ナノテック光学では今回、「レクサスRZ」へ液晶調光フィルムが採用されたことで年間の売り上げが3割増加すると見込んでいます。