これまで紙での提出が求められていた民事裁判の書類が、パソコンで提出できるようになっています。きょう(9日)高松高等裁判所で説明会が開かれました。

民事裁判手続きのデジタル化は、国が進めています。去年(2022年)4月に運用が始まった民事裁判の書類を電子提出するシステムmints(みんつ)です。mintsの導入で、手渡しやFAXで提出していた書類をオンラインで提出できます。



(高松地裁民事部 玉岡伸也 裁判官)「インターネット環境さえあれば、出先からでも書類のアップロードをすることが可能ですし、時間や場所を選ばないということで、利用者にとっての利便性が高いのではないかと」

mintsの運用は、高松地裁ではすでに1月から始まっていて、今年11月までに全国すべての地裁・高裁での運用が始まることになっています。
去年改正された民事訴訟法では、ズームのような仕組みを使い、口頭弁論もオンライン化が可能になっています。
裁判所では来年(2024年)5月までには口頭弁論のオンライン化を、さらに2026年には、オンラインでの訴訟の提起や記録の電子化も始まる予定です。