新型コロナの5類移行について、これまで感染状況に大きく左右されてきた飲食店ではどう受け止めているのか。話を聞きました。
福島市栄町のレストラン「ローゼンケラー」です。店では、福島県の認証制度の基準を満たすため、7日まで、およそ90席ある座席を60席ほどに減らしていました。8日からは全ての座席を使うことができるため、店では売り上げの回復に期待を寄せています。
ローゼンケラー・小林篤子さん「団体の予約がきょうの5類移行でだいぶ増えてきた」
一方で、座席の消毒や換気などの感染対策は継続します。
小林さん「皆さんが安心して楽しい時間を過ごしてもらえるように、店側もおいでになるほうも笑顔になれる状況が続いていくことを願う」
5類引き下げによる「平時」への移行。街の人はどう受け止めているのでしょうか。8日朝の福島駅前では、マスクをつけた人が、ほとんどでした。
この男性は早速、5類に移行したことを感じる出来事があったといいます。
10代・学生「きょう友達が感染したが、濃厚接触者がなくなったので、学校に行っていいというメールが来て、今から行くところ」
一方で、ワクチンや感染時の費用を気にかける人もいました。
50代・バス運転手「(来年度から)コロナのワクチンが自腹になる、国でいくらか支援していただきたい」
60代・パート「(医療費の自己負担は)仕方がない面もあるが、お年寄りや子どもがいる家庭では自費になるのは大変だと思う」
一方、県では8日でコロナ対策本部を廃止し、新たな会議を立ち上げました。今後、この会議は感染拡大時に開き、感染傾向などを分析します。また、感染者数については、毎週水曜日にまとめて公表することにしています。














