軍事衝突が続くアフリカのスーダン。
日本人を退避させるため現地に派遣されていた航空自衛隊美保基地の輸送機が、8日、美保基地に帰ってきました。
在留邦人を輸送した美保基地所属のC2輸送機は、4日午後3時ごろ美保基地に帰ってきました。
航空支援集団 加治屋秀昭副司令官
「無事帰国本当にお疲れ様でした。様々な課題を克服して任務にあたってくれたと認識しています」
防衛省によりますと、アフリカのスーダンにいる日本人の退避に向けて、これまでに航空自衛隊の輸送機5機が、自衛隊の拠点があるジブチに派遣されました。
美保基地からはC2輸送機が4月21日に1機、装備品や人員の補充などのために、4月24日、さらにもう1機が出発しました。
このうち21日に出発したC2輸送機が、現地時間の4月24日、在留邦人とその配偶者あわせて45人を、ポートスーダンからジブチへ移送したということです。
スーダンからの退避を希望する日本人は4月28日時点でほかにおらず、近日中に残りの1機も帰国する予定だということです。