さくら野百貨店(本社・青森市)は8日、岩手県北上市の北上店を今年8月に設立する新会社、「いわて北上リテールマネジメント」に承継させる新設分割を行うと発表しました。
 新会社の全ての株式を北上店が入居するツインモールプラザを運営する北上都心開発が買収し、子会社化します。
 さくら野百貨店と新会社はライセンス契約を結び、北上店は仮称・ツインモールプラザさくら野百貨店北上店として営業を継続する予定です。お中元、お歳暮、物産展などのイベントも協力して続けます。
 さくら野百貨店の石川康宏社長は「23年にわたり営業を継続できたことに深く感謝申し上げる。コロナ禍や電気料金の大幅値上げなど経営環境が厳しさを増す中で、新会社による地域会社化とライセンス契約を結ぶことが望ましいと判断した」とコメントしています。
 北上店の営業は休みなく継続し、現在の雇用も維持するということです。