5日、震度6強を観測した石川県ではこれまでに1人が死亡、33人がけがをしました。6日夜からは雨の降り方も強まり、土砂災害への懸念が高まっています。

震度6強を観測した珠洲市では、6日夕方、大雨による土砂災害の危険が高まり、市が740世帯1630人に避難指示を発表しました。石川県ではこれまでに1人が死亡、33人がけがをしました。市内ではあちこちで住宅が押しつぶされたり、瓦屋根が壊れたりする被害が出ています。自宅の裏山が崩れた住民は「ガラスは全部割れた。ドアが岩に押し込まれてここで済んだのが本当に幸いだった」と話していました。

荒川栞記者リポート「去年6月の地震でも被害が出たこちらの裏山は、再び岩が崩れ落ち、住宅を直撃しました。」

政府の地震調査委員会は6日、臨時の会合を開き、国土地理院は地表が、最大で約20センチずれた可能性があると発表しました。珠洲市周辺では2年以上にわたって活発な地震活動が続いていて、委員会は、「活動は当分続くと考えられる」としています。