17日朝早く、北海道千歳市の小中学校のそばで、クマの目撃が相次ぎ、警察が注意を呼びかけています。
午前5時ごろ、千歳市白樺4丁目で「クマ2頭がコンポストのまわりをうろつき、10分ぐらいで立ち去った」と、自宅の2階の窓から、クマを目撃した住人が警察に通報しました。
駆け付けた警察官も、通報があった住宅のそばで、体長およそ150センチと、およそ100センチの親子とみられるクマ2頭を確認しました。
現場は保育園や小中学校がある住宅街で、17日午前9時半にかけて、クマ目撃についての通報が周辺で5件相次いだということです。
このため、千歳市の依頼を受けたハンターが出動し、午前10時すぎ、最初に目撃された白樺4丁目から約3キロ離れた山林で、体長1.4メートルのオスグマ1頭を駆除しました。
駆除されたオスグマは4、5歳と見られ、市は、コンポストを荒らすなど今後も住宅に近づくことが予想されることや、ハンターが近づいても逃げない人に馴れた様子だったため、駆除に踏み切ったと説明しています。
警察と千歳市は、周辺にクマがもう1頭いる可能性があるため、引き続き警戒を続けています。

5月17日(火)午前11時25分配信