イギリス、チャールズ国王の戴冠式について、レセプションが行われるバッキンガム宮殿前から中継でお伝えします。

チャールズ国王戴冠式 まもなくレセプション

JNNロンドン支局 岡村左枝子支局長:
ロンドンのバッキンガム宮殿前です。現在、5日午後4時すぎですが、この後こちらのバッキンガム宮殿では、チャールズ国王主催のレセプションが行われる予定で、現在、門から数多くの車の出入りがあり、慌ただしくなってきています。

イギリスメディアによりますと、イギリス王室メンバーを含め1000人以上が出席する予定だということです。日本からは秋篠宮ご夫妻が参加される予定だということで、まもなくこちらのバッキンガム宮殿を訪れるとみられます。

小川彩佳キャスター:
一般の方もそちらの戴冠式の行進を見ようと多くの方が集まっているようですね?

岡村支局長:そうなんです。今日ロンドンは昼間に一時、大雨に見舞われたのですが、それでもたくさんの人たちが泊まり込みで、明日の戴冠式を見ようと集まっているんです。

こちらの横には「ザ・マル」と呼ばれる約1kmの通りがあり、チャールズ国王夫妻が乗る馬車が通り、行進が行われます。沿道には行進を見ようとテントを張って寝泊まりをするという人たちがたくさんいて、数えたところ約250張りのテントがありました。

沿道に集まる人
「ここにいられて幸せで興奮しています。戴冠式は特別な瞬間です」
「一生に一度だと思い、オーストラリアから来ました。戴冠式は貴重なイベントです」

小川キャスター:チャールズ国王は今どのように過ごしているのでしょうか?

岡村支局長:実は、こちらの午後2時前にチャールズ国王とウィリアム王子夫妻がバッキンガム宮殿前にサプライズ登場したんです。チャールズ国王は車から降りると、戴冠式の行進を見ようと沿道に集まっていた人たちに歩み寄り、集まっていた人たちからは大きな歓声があがりました。そして、国王は20分位かけて集まっていた人たちに次々と笑顔で話しかけていました。

国王と話した女性によりますと、火曜日から沿道で待っていたことを伝えると、「食事はどうしているのか。料理用のコンロは持ってきているのか」と話しかけられたということです。握手もしたということで、手は温かく、しっかりと手を握り、ゆっくりと握手をしてくれたと大変喜んでいました。